医学部合格を目指して通う予備校が集団指導スタイルだった場合のメリットはライバルの存在です。同じ講義室で同じように医学部合格を目指して切磋琢磨するライバルを得られます。また、成績の良いライバルがどのようなスタイルで勉強しているか、という手本を間近で見られることもメリットであり、その効率の良い方法を吸収すれば自分の武器になるかもしれません。反面、個別授業と比べて大括りに学生を集めて講義を行うため、個人の志望校にぴったりの指導をしてくれるかどうか、という点ではやや不安が残ります。授業はあくまで基礎学力の養成と割り切って、志望校対策は自分でやる、という心構えがあるなら集団授業にしてみるのもいいでしょう。
個別指導は先生とタッグを組んでマンツーマン指導を受けるスタイルであり、そのメリットは何と言ってもカリキュラムを自由に組み合わせられる点です。例えば、苦手な部分を十分に克服したいと思ったなら、それを実現できるカリキュラムを自分自身で組むことが出来ます。分からないところはその場で質問できるので、不安な部分をダイレクトに改善することが出来るでしょう。個別指導の難点は、担当してくれる先生とウマがあわないと学習効率が下がってしまう点です。励ましてくれる先生がいいのか、それとも突き放しても厳しく接してくれる先生がいいのかは学生によって異なりますが、二人三脚で受験に向かっていく相棒なのですから妥協せずに選びたいものですね。